昨日の大人枠の稽古では前回稽古に続いてペアを組み、8つの組手を順番に回しました。
剱伎道の稽古ではペアを組むことが多いです。
その場合、帯の色(級)が違う者同士がパートナーになり、級が高い方の人がもう一人を指導したりアドバイスしたりします。
級の低い立場から言いますと、自分より先に進んでいる人のアドバイスは先生や師範代から直接ご指導いただくこととはまた違った意味で貴重だと思います。
同じ剱伎道生としての立場、目線で先生たちから言われたことをいかに噛み砕き、各々実践するかを知ることができるからです。
表面的な形だけを真似るのではなく、彼や彼女がいかに学び成長しているのかを見ることができるのが剱伎道生同士で稽古することの良さと言えましょう。
それは自分自身の上達はもちろんのこと、自分が指導側の立場に回った場合にも生きてきます。
そうやってともに成長できる仲間がいるというのは素敵なことですね。
昨日も新たに一名の入門者をお迎えいたしました。
大変才能に満ちた方ですが、その才能を開花させる一助となれるように、私たちもさらに精進していかなくてはと思います。
ところで、、、
新たな入門者をお迎えした一方で、
三年間共に剣を交えてきた太田衣美さんが剱伎道を卒業されることとなり、最後の稽古に参加されました。
稽古の終わりには、皆で先日の20周年記念公演でラストを飾った「道」(曲名は「スターマイン」)を、衣美さんが芯となる立ち回りを加えたスペシャルバージョンで行い、彼女へのはなむけとしました。
衣美さん、いつでも遊びに来てくださいね!