本年も剱伎衆かむゐ・剱伎道を宜しくお願い致します
ミンスクから戻った翌日はキエフにあるP.Virsky Ukrainian National Folk Dance Ensembleを訪問。 お互いの演目を披露しあってコラボレーションができないかを模索する合同稽古でした。 ウクライナの俊英たちを集めた民族舞踊の養成所であり、世界を公演して名声を博している団体でもある彼らのパフォーマンスは圧巻で、技術と身体能力の高さは素晴らしく、思わず一観客として見入ってしまうほどのものです。 対するかむゐ・剱伎道側は「三味線」「斬雪」「師匠と弟子」を披露。 舞台芸術の世界のいわばトップレベルで切磋琢磨している彼らの前でのパフォーマンスは身が引き締まるものがあります。 サムライとウクライナの民族舞踊とジャンルは異なりますが、 でも、その場にいた数十名のダンサーたちは真剣な面持ちでかむゐのパフォーマンスを観ていて、そして終わった瞬間に盛大な拍手が起こりました。 パフォーマンスをしたかむゐ・剱伎道メンバーは記念写真や握手を求められるなど、彼らからリスペクトを勝ち得たのです。 今後どのような形でコラボレーションが展開するのか楽しみですね!
エリヤブキからキエフに戻った翌日、かむゐ・剱伎道の一行は㏠の移動日を挟んでウクライナの隣国ベラルーシの首都ミンスクへ移動。 10日は市内の劇場で公演を行い、夕方からは現地の合気道場にご招待いただき、剱伎道のワークショップを開催しました。 当日は現地のテレビ局のカメラが入り本番はもちろん楽屋の様子まで撮影され、その日の晩にはニュースとして放映されました。 ミンスクでの公演は今回が初めてながら、事前に予約が殺到して収容人数の3倍の申し込みがあったそうで、客席の後方や通路まで立ち見の方々で埋まり、 また、パフォーマンス終了時にはスラブチチに続いてのスタンディングオベーションもいただいて、好評を博しました。 夕方のワークショップは五段を保有されているセルゲイ先生の合気道場で開催。 立派な道場と子供から年配の方まで多数の方が日々汗を流されており、遠いミンスクで日本の武道や文化が合気道という形でリスペクトされ根付いていることに驚きと喜びを感じます。 今回のワークショップは25名の方にご参加いただきましたが、日ごろ合気道ををされている方々だけに進行もスムーズで、熱のこもった稽古となりました。 合気道のキャリアを相当持たれている方もいるはずですが、皆さん礼儀正しく謙虚な方たちばかりでかむゐ・剱伎道メンバー一同も感銘を受けました。 稽古後はセルゲイ先生と夕食をご一緒しましたが、その席で剱伎道ミンスク道場の発足が決まり、剱伎道にとって記念すべき日となりました。 かむゐ ・剱伎道として初のベラルーシでしたが、来るべくしてやってきた!と言う手応えを感じられたミンスク訪問でした。
キエフから数百キロ離れた街、スラブチチに滞在中の剱伎衆かむゐ・剱伎道メンバーですが、 三日目はスラブチチから一面の畑が広がる道をバスに揺られてさらに一時間ほど奥地の村・エリヤブキの学校を訪問しました。 到着すると、女子生徒たちの可愛らしい民族舞踊、そして歓迎の意を表す大きなパンで温かく出迎えていただきました。 スラブチチと比べると村の子供たちはシャイな印象でしたが、パフォーマンスが始まると大きな拍手や歓声が起こり、会場の講堂に入りきれない大勢の生徒が出入り口から押し合うようにのぞき込んでいたのが印象的でした。 終演後は昼食を、生徒たちが日ごろ食べているメニューなのでしょうか、学校の食堂でご馳走になりました。 ウクライナのどこへ行っても感じることですが、日本からやってきた サムライ達を精一杯もてなしたいという現地の方々の思いを改めて実感したエリヤブキ訪問でした。
スラブチチ2日目は本番はありませんでしたが、現地コーディネーターの計らいでかむゐ・剱伎道メンバーはチェルノブイリ原子力発電所の特別ツアーに行ってまいりました。 事故から30年が経過して、周囲の森林はもとの姿に戻り多くの観光客が世界中から訪れていますが、今なお廃炉作業が継続して行われていてスラブチチからも多くの人がその作業に従事しているそうです。 やはり同じ原発事故に見舞われた福島との繋がりが深い剱伎衆かむゐ、剱伎道のメンバー達にとって、チェルノブイリを訪れることは様々なことを感じ、考えさせられるまたとない機会となりました。 夕方スラブチチに戻った後は、剱伎道キッズの宇土姉妹が市内の文化センターで現地の子供達にお茶を点てるという場をいただきました。 同じ世代とはいえ、まったく言葉が通じず文化的な背景が全くことなる相手をもてなし、交流することの難しさを実感する、子供たちにとっても貴重な体験となったはずです。 スラブチチ2日目も実りある充実した1日でした!
8年間フィレンツェの氣道場KIDOJOにてレッスンを続けてきましたが、今回より入門者を募り 正式に「剱伎道」が開講されました。 ついにフィレンツェでの剱伎道がスタートです! この日参加されたほとんどの方が剱伎道に入門し、「この日を心待ちにしていた」という 嬉しいお言葉まで頂きました。 これから氣道場の皆さんと共に「剱伎道」という道を歩めると思うと嬉しいです。 この歴史的な日を忘れずに、日本、フィレンツェに留まらず、世界各地で剱伎道のメソッドが 深く皆様に伝わりますよう、各クラス日々精進して参ります。 今後とも『剱伎道』をどうぞ宜しくお願い申し上げます。 フィレンツェ剱伎道クラス入門者 Caretti Andrea Petrelli Francesco Giovani Alberto Rigacci Claudio Franchi Marco Antonini Matteo Silvari Stefania Ceccarelli Jacopo Miho Bokuda イタリア名誉会員:Giuseppe Ruglioni
先日サンタマリア・ノヴェッラ本店にて行われたイタリア・フィレンツェ市の 国際的な文化芸術賞「プレミオ・コンソナンゼ」賞 授賞式について、 コンソナンゼアソシエーションWebサイトに歴代受賞者として かむゐ島口リーダーの記事も掲載されました。 日本人の受賞は初の快挙です! どうぞご一読下さいませ。 https://www.consonanze.it/ 受賞当日の島口リーダーと松村師範代がパフォーマンスを会場で披露する動画もアップされましたのでご覧くださいませ!
スペイン・マドリードでの「ウタカタナセカイ」公演、そしてバルセロナでのパフォーマンスを終えたかむゐ・剱伎道の一行は11月5日夜にキエフからウクライナに入国。 翌6日にはキエフから約200キロ離れたスラブチチで公演を行いました。 スラブチチはかつてチェルノブイリ発電所の労働者とその家族が生活するために作られ栄えましたが、事故から30年以上経った現在は往時を忍ばせるノスタルジックな雰囲気が映画の撮影場所として好まれるような穏やかな街です。 公演は昼の子供向けと夜の一般向けの2公演です。 開場前の劇場入口にはすでに子供たちが集まり口々に「コンニチハ」と声を掛けてくれました。 パフォーマンス中もしきりに拍手や声援が上がり、客席の熱気が舞台上まで伝わってくるほどでしたが、夜の部ではなんと客席が総立ちになってのスタンディングオベーションが起こりました。 カーテンコール後はスラブチチ市の市長がスピーチを披露され、 さらにたくさんのお客様が壇上に上がってこられ、記念撮影をする等スラブチチの人々と交流する時間を持つことができました。 この公演について地元の放送局でもニュースとして取り上げられています。 Cамураї Камуй у Славутичі 06.11.2018 MediaDom Slavutichさんの投稿 2018年11月7日水曜日 ほとんど言葉は通じませんが、楽しんでくださったという気持ちが伝わってきて 「スパシーバ(ありがとう)」の言葉が心に沁みたウクライナツアー第一回の公演でした。
島口リーダーに対する「プレミオ・コンソナンゼ」の授与式がいよいよ明日に迫りました! フィレンツエ市の後押しで2012年に始まった新しい文化芸術賞「プレミオ・コンソナンゼ」。 トスカーナとフィレンツェにおいて、長年にわたり文化・芸術面での多大な貢献を重ねてきたことが島口リーダーの日本人として初の受賞につながりました。 そして、その受賞に関する記事が産経新聞web版に掲載されています! https://www.sankei.com/smp/entertainments/news/181030/ent1810300008-s1.html 是非ご一読くださいませ! ※追記 10月31日英語版もアップされました! ↓↓↓ https://www.sankei.com/smp/entertainments/news/181030/ent1810300008-s1.html
現在ヨーロッパツアー中の剱伎衆かむゐ島口リーダーに対してConsonanze賞の授与が予定されておりますが、それに先立ち主催団体であるイタリア・フィレンツェのコンソナンゼアソシエーションのウェブサイトに受賞式についてのプレスリリースが掲載されました。 以下日本語訳です。↓↓↓↓↓ プレスリリース フィレンツェ、2018年10月31日 心理学及び関連学問の非営利社団Consonanze 2018年Consonanze賞 - 創造の主役達 フィレンツェ Città Metropolitana、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の後援の下、島口哲朗先生の受賞セレモニーが行われます。 剱伎道、日本の侍の伝統と西洋のパフォーミングアーツを融合した新しい流儀の創設、発展そして公式化された事に対して、 また日本のみに留まらず、フィレンツエを始め、トスカーナ、イタリアとの友好と芸術的協力のためにこの賞が捧げられます。 サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局 において フィレンツェ、2018年10月31日 (水曜日) 21時より フィレンツェ Città Metropolitana、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局の後援の下、 伝統あるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局にて、 2018年Consonanze賞 - 創造の主役達の授賞式が行われます。 毎年心理学及び関連学問の非営利社団Consonanzeが送るこの賞は 自身の”直感”を信じ、変化を発展、好奇心、そして頑強と革新性で勝ち取ったクリエータ達の為の賞。 賞品はPaolo Staccioli先生のコレクションより一点物の彫刻、毎年恒例先生より直に賞の受け渡しが行われます。 以前の受賞者はエンジニアのEugenio Alphandery様、侯爵のPiero Antinori様、Andrea Lucchesini先生、James Bradburne教授、Cecilia Tessieri様、女優のLucia Poli様。 会場にて島口哲朗先生と先生率いるかむゐ達によるパフォーマンスが行われます。 音楽はミュージシャン、歌手の小林未郁が担当されます。 島口哲朗先生へのインタビューは非営利社団ConsonanzeよりNicoletta Arbusti先生、通訳をSaigiyama Ikuko先生が担当されます。 https://www.consonanze.it/m-tetsuro-schimaguchi-premio-consonanze-2018/