本日の子供枠の参加者は2名。
組手、構え、そして剣舞の稽古に取り組みました。
剣舞は以前やったことのあるものがベースにあるとは言え、かなり違ったものになったため多少苦戦したものの、稽古時間内に一通りできるようになりました。
続く大人枠は12名と体験の方が1名。
通常の稽古をするグループと、8月6日の本番の稽古をするグループに分かれました。
通常グループは基本の構えをディテールにこだわった濃い内容で稽古した後、
近い間合いで前後に移動する立ち回りに取り組みました。
子供はその柔軟性でもって吸収し、
とにかく言われたことをきちんとやることでどんどん上達していきます。
それは子供時代に学び始めた特権ですね。
一方、大人が子供と同じように上達することは簡単ではありませんが、
違ったアプローチの仕方で技を習得することが可能です。
それはただ言われたことを何も考えずに剣を振るのではなく、今稽古していることの意味合いを意識しながら取り組んでいくことだと思います。
それは技を「覚える」作業ではなく、「深める」ことであり
そうやっていくことで、何歳であっても技を楽しむことができるはずです。
昨日子供枠に参加した2人は4年生と5年生。
島口先生や松村師範代から自分で考えることを促される場面も少しずつ出てきました。
覚えることに長けた彼らに、「深める」プロセスが加わわっていけば素敵ですね。
芸を深めることにゴールは無く、年齢は関係ありません。
礼に始まり、間合いを通じてコミュニケーションを学ぶ、剱伎道をお勧めいたします!
(剱伎道 宇土修)