剱伎道稽古日誌
4月14日
ここ最近は大人も子供も皆、島口師範が新しく考えられた剣舞に取り組んでいます。
振りは同じでも大人と子供、初級者と中級者、上級者で取り組むスタンスが異なり、それぞれのレベルに応じて求められるものも変わります。
とにかく振りを覚えてみんなについていく、というところからスタートして、そこから先は表現をより濃くしていこうという試みが際限なく追及されます。
また、緑帯以上からは指導も稽古に含まれます。
限られた時間である程度のレベルまで後輩を引き上げることが求められるのです。
本日の大人枠では最後にみんなの前で剣舞を披露する、ということが行われましたが、
現在の各々の傾向や課題が如実に顕れました。
それは、初級者はもちろんですが、中級・上級者もそれなりの課題が炙り出され、決してこれで終わりということはありません。
剱伎道のメソッドには初心者向けや子供向けの稽古はなく、中級・上級者も子供たちや初心者と同じことを、細部にこだわり何倍も濃くなるように取り組むのです。
そのような毎回の積み重ねが少しずつ表現を豊かにして、それが本番で生きてくる。
そう信じて我々はこれからも日々の稽古に励んでまいります。
剱伎道生 宇土修